結婚相談所ハッピーカムカムさんは「時間をお金で買う時代」にあった結婚相談所【企業インタビュー】

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インタビュー

今回インタビューをさせていただいたのは

【ハッピーカムカム】

株式会社ハッピーカムカム代表取締役 峰尾晋一さん

結婚相談所のハッピーカムカム峰尾晋一代表にお話を伺いました!

※この記事は2,019年の取材を基に作成しています。

「時間をお金で買う時代」にあった相談所を

ハッピーカムカム設立のきっかけを教えていただけますか。

私は18年前に新卒でNTTデータに就職しました。

当時ITが伸びるということでITって何だろうと考えたときに、今まで手紙で書いていたものがデータで送れるようになったり、図書館で調べたものをネットで一瞬で調べられたり、スピードが増してくると思い「時間をお金で買う」ビジネスが増えると思いました。

 その時にちょうど、周りの女性から「結婚したいけど彼氏ができない」とか「2、3年付き合って別れた」とか色々な話を聞いていました。それならもう結婚前提で話して、さっさと結婚をしてしまった方がいいのでは?と思い結婚相談所を開業しました。

結婚相談所をはじめてみてどうでしたか。

弊社は今年で会社を設立して19年目になるのですが、結婚相談所という業界は50代、60代の方が運営している結婚相談所が多い業界となります。

そのような中で、当社は若いスタッフがいて、20代の人間で運営をスタートしていました。また当時最先端でもあるホームページなどを作っていたことが大きなアドバンテージにもなりました。現在は20代〜50代の男女のスタッフがいるのですが、こういう結婚相談所は日本全国の中でも当社だけかなと思っています。

その後も試行錯誤していた5、6年目の時に「婚活」という言葉が出てきたかなと思います。そのころにはもう実績があるようになりました。まさに先行者利益のようなものですよね。

これだけで飽き足らず今はさらに、「時間」をキーワードにし、大幅に改良しようとしています。

会員さんはどのような方が多いですか。

弊社は「時間をお金で買う」というコンセプトなので、日常でも出会いはあるというお客様も多いです。合コンも行くし、婚活アプリも入れていたり、それなりにお付き合いをされている方もいます。

 ですが、やはり相手が結婚願望がなかったり、めんどくさい、時間がもったいないという方が結婚相談所に来られる場合が多いです。そういう意味では「0をプラスにする方」が多いかなと思います。

もちろんサポートをがっつりやり、成婚を実現する「マイナスから0にもっていく」ということもします。

結婚願望のある、結婚したい人と出会える場を提供する、無駄なく効率的に進めていく点が弊社の徹底しているところです。 条件での審査は特にやっていませんが、このようなコンセプトなので当然経済的に余裕のある方が多く来ることになります。立地も恵比寿ですしね。

10年前の開業時からターゲットは決まっていましたか?

結局のところターゲットは市場に出してみないとわかりません。コンセプトはもちろんマイナーチェンジしてきましたが、今はぶれないところができたので一点集中でやっています。

カウンセラーはどんな方が多いですか?

うちのスタッフはバラエティ豊かで色々な経験をしているのが特徴です。最初のカウンセリングからお客様のバックグラウンドを丁寧に伺うので、どのスタッフが合うかを考えて担当スタッフをお客様に合わせています。もちろん男性に強いスタッフ、女性に強いスタッフ等、チームで協力し合ってサポートに全力を尽くしています。

情報過多な時代だからこその結婚相談所

最近は30代でも結婚していない女性が多いように感じますが、峰尾代表は男性よりも女性が多く残っていると思いますか?

結婚は女性ももちろんされています。男女比率も結局のところ日本の中では1:1です。ただ、結婚相談所は平均的に女性の方が多いのですが、婚活アプリだと逆転して女性の方が少ないです。これは簡単に言うと「男性に結婚願望がない」ということになるのではないでしょうか。

出会いに関しては男性が積極的で、結婚に関しては女性が積極的ということです。女性は小さい頃から結婚の夢がずっとあるじゃないですか。対照的に、男性は無い時は全く無くて、ある時急に結婚願望が出てくる。人生の流れで見ると男性はセミみたいなもので、結婚願望がある時期はすごく短くて。昔からそうなのかなと思っています。

時代とともに変化していくものでしょうか。

経済的な部分が出てくるので女性の経済進出で二極化しています。

年収が少なくて結婚できない男性と、年収が高すぎて結婚できない女性が出てきていますが、仕方ないと思います。若干バランスは崩れるけど、それで結婚願望がなくなるわけではないです。

世界的に見て日本は非嫡出子(法律上の婚姻関係のない男女の間に生まれた子)が少なくて、「子供作る=結婚」なことが多いので、「家庭の幸せに重きをおく」というデータもあります。時代はあまり関係ないのかなと思っています。

結婚相談所を運営していく中で2000年代前半と現在、会員様を見ていて変わったことありますか?

ビジネスとして市場の幅が広がったのと、20代の割合が5倍になりました。

理由はいろいろ考えられますが、ゆとり、さとり世代と呼ばれる世代が結婚適齢期になり、さらにインターネットで情報を得られる時代になりました。インターネットってネガティブな情報が多い傾向にありますよね。特に恋愛は傷ついたり失敗したりとネガティブな情報が多いです。恋愛する前に傷ついた、騙された系の話を真に受け、「恋愛は怖い、めんどくさい」というネガティブな情報になってしまいます。いかに傷つかず騙されないかとなるとはじめから「結婚相談所」という選択肢を選ぶようになります。

やはり婚活アプリを使う男性は「結婚したい」というよりは「出会いたい」という考えを持った男性の方が多いのでしょうか。そういう点では婚活アプリが台頭することでライバルになるということはあるのでしょうか。

特にないですね。

婚活アプリは結婚できずに終わってしまう方が多いので、婚活アプリが広がれば広がるほど有利ですね。代わりに営業してくれているのでこちらからすると競合にならないです。

 土俵が全く違い、結婚相談所は敷居が高いという方は1回婚活アプリを利用してみて、結局結婚相談所に来るという方もいるので、持ちつ持たれつの関係ですね。

結婚相談所の利用は最初?最後?

結婚相談所というと「最後の砦」みたいなイメージがある。と結婚相談所に入っていた方に聞いたのですが実際はいかがでしょうか。

最初に結婚相談所に来るか、最後に来るかという方が多いです。

結婚願望を持ち、余計なトラブル、傷つきやすい要素をなくすために、初めに結婚相談所を選ぶ人たちもいれば、結婚意識を持ち続けているのにアプリ等で失敗し続けてそれこそ「最後の砦」として足を運んでくださる方もいます。

 「とにかく傷つくのが嫌だ」という方へのサポートは、「恋愛は傷つくのが当たり前」と思う人へのサポートよりも大変になります。事前に傷つきそうだなと思ったらこちらがセーブしてあげるのです。

「出会いました」「お見合いしました」「交際に発展しました」などの婚活の進捗に関して当然まめに連絡を取りますが、ダメになりそうな気配が見えたら傷つく前にストップしてあげたりと、そこでいかに傷つかせないかがカウンセラーの大事な仕事になっています。

具体的に会員様を傷つけない為に大事にしていることはありますか?

女性と男性が交際していると、どれくらいの頻度で会っているかが重要です。普通は1週間に1回が好ましいペースなのですが、2週間に1回は少しよろしくない。なんで会えてないのかというと、男性の方が調整できてないと思うので、お相手の結婚相談所に探りを入れると他の女性と仮交際していたりとか情報が出てくることもあります。

探りを入れていく中で向こうの女性に熱心なんだろうな、と思ったらやんわりと他の男性へシフトさせるなどの対応をしております。情報戦ですね。

 難しいと思ったら、違う男性と会わせます。1年間で結婚できる結婚相談所と半年で結婚できる結婚相談所で、最終的に同じ人と結婚できるとしたら半年を選びますよね。時間のロスを考えれば、1年あれば2回分結婚できるんですよ。

そう考えると時間を短縮するのが大事で、ただお見合いをひたすらやるのは結婚相談所とは呼べないなと思っています。

 結局自分で探す時間を買ってるわけなので。なので、当社が目標とするのはお1人目で成婚になります。最終的に結婚できるなら最初の人と結婚できた方がいいので、お客様のご要望を丁寧にヒアリングで聞きます。

粒ぞろいのカウンセラーたち

カウンセラーさんの質を高めるためにどのような工夫をしましたか。

もともと全員が素質のあるスタッフです。この仕事ってほとんどが天性のものだと思うんです、センスよりは天性のものかなと。人のお世話が好き、人の話を聞くのが好きとか、恋愛に対して好きっていうその三要素が重要かなと思っています。人の恋愛話をひたすら聴き続けるって才能だと思うんです。

 3時間くらい聞かなきゃいけないこともあります。これは1つのポイントでもありますよね。もともと才能がある・素質があるスタッフにプラス経験と、研修は常日頃やっています。心理学や、医学などいろんな業界の先生を呼んで研修を行っています。

採用時、天性とか才能とかはどのように見極めているのでしょうか。

採用に関しては私がしているのですが、やはりバランスが大事です。カウンセリングもチームでやるので個人プレーではないんですね。スタッフ同士の相性が合うか、それぞれの個性を明かしつつも協調性を持たせないといけないのです。

尖りすぎてないとか、草食肉食のバランスとか本当に全体のバランスなんですよ。常にチームのバランスを考えて採用し、スタッフも日々努力しています。 

他のホームページのインタビューを拝見して「お客様の会員様の中でも素直じゃない方は難しい」みたいなインタビューを拝見したのですが、お客様に入会をお断りすることなどはあるのでしょうか。

お断りするレベルではないんですが、本当に難しい場合はやんわりお断りすることもあります。

どこの結婚相談所もそうだと思いますが、素直な人が早く結婚されています。

少し難しいなという方で、長く結婚相談所にいらっしゃる方もいるんですか?

本人が難しくしているのであって、もともと難しい人って実はいないんですよ。ただ最初の3、4回はアドバイスして、どうしても聞いてくれないなっていう人は多くのお相手を紹介するしかなくなってしまいます。

こちらが強制的に退会させるわけいかないですし、結果的に何年もいるという感じになってしまうわけです。アドバイスはしっかりするんですけど、自分で自分の首を絞めてる人は残念ながら少数います。

基本的にお見合いはカウンセラーさんからの紹介になるんですか?

そうですね。しっかりとカウンセラーがヒアリングしたデータをもとに自信をもって紹介させて頂きます。

成婚率とスピードにこだわり続けます

最後に、いつ「時間の方が大事」ということに気づいたのですか。

実は、最近なんですよ。昔はこれがビジネスになるなと思ってたんですけど、自分自身では考えたこともありませんでした。あまり、自分の時間が大事だという感覚がなくて。

「ショートスリーパーですか」と聞かれるんですけど、寝るのが好きで8時間以上寝ますし、スケジュールタイプではないです。

ただし、無駄だなという時間はないです。出かけるにも1番いい場所に行きます。何か食べに行く時、1000円、5000円、1万円で選べるとしたら、1万円を選ぶようにしています。そこで5000円のお店にいってしまい、やっぱり1万円のお店の方が良かったと後悔することがないようにはしています。してその1時間を濃密にすることを重視している感じですかね。

 お金で時間を買うというよりはお金で有意義な時間を買うというのに近い感覚ですね。 

なな

峰尾さん、貴重なお時間をありがとうございました!

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