今回お話を伺ったのは、大野さん(仮名)。マッチングアプリで出会ったお相手と31歳の時に再婚され、とても可愛い5か月のお子さんもいらっしゃいます。
初婚時の失敗、そして再婚活動の際の失敗や成功、共働き志向の女性とのマッチング方法やバツイチ男性に向けてのアドバイスなどとてもためになるお話をしてくれました!バツイチで再婚活をしている方は必見です!
大野さんのプロフィール

- 年齢:35歳
- 居住:東京都
- 職業:システムエンジニア
- マッチングアプリ利用期間:1年9か月
- 成果:2人とお付き合い
- 現在:結婚
利用したマッチングアプリ
- ペアーズ(Pairs) ※以下ペアーズ
- Tinder(ティンダー) ※以下Tinder
- いきなりデート
- キャリ婚
再婚目的でアプリを始めた
りな:マッチングアプリを使い始めたきっかけを教えてください。

再婚するために始めました。
モラハラ元妻との悲惨な結婚生活から心身共に早く立ち直って、幸せな家庭を築いて子供が欲しかったからです。
りな: マッチングアプリへの抵抗感などはありましたか?

少しありました。
自分が学生時代のガラケーの頃は、こういったマッチングサービスはいかがわしいイメージでした。
しかし、離婚後にエンジニア専門シェアハウスに入居し、その時のルームメイトにペアーズのシステムエンジニアがいて、その人が良い人であったので始めてみました(笑)
※エンジニア専門シェアハウス『TECH人材専用 コミュニティ型住宅 TECH RESIDENCE』
りな:珍しいきっかけですね(笑)
やはり抵抗感はあったのですね。

そうですね。
自分が中学生のころはあまり良いイメージがなかったので、最初の結婚の時には使っていなかったです。
1度目の結婚相手はモラハラ妻

りな:1度ご結婚されていたとのことですが、その時のお話を伺ってもいいですか?

全然大丈夫です。
20代後半に結婚したのですが、その時は「早く婚活市場から脱出したい」「パパになって子供と遊びたい」「稼ぎの良さそうな人を捕まえてパワーカップルになりたい」という気持ちが強く、打算的な考えで結婚しました。
りな: お相手はどのような人でしたか?

年上でバツイチで士業をされている人でした。
見た目がタイプだったことや、稼ぎが良いこと、さらには、バツイチなら結婚への過度な期待がないと思い、自分の当時の理想がそのままだと思いました。
なので、自分から積極的に行動しました。
結婚する前から性格的な部分への違和感は感じていたのですが、焦りとスペックに目が眩んでそれを無視して結婚してしまいました。
りな:なるほど。

共に支え合って暮らす、という気持ちの無い人でした。
私のする家事や仕事や妻のことを思っての行動へのダメ出し、モラハラが酷かったです。
「休日の使い方」「職の価値観」「家事に求めるレベル」などもまったく合わない人でした。
りな:ずっと一緒に暮らすとなるとつらいですね。
どのくらいの期間結婚されていたのですか?

短いのですが、7か月間です。
りな:お別れする際は、大野さんから切り出したのですか?

ある日、相手から「私たち合わないね」と言われました。
その時は、悲しい気持ちと、ほっとした気持ちが半分半分でした。
離婚のダメージを癒すためにマッチングアプリを始める
りな:マッチングアプリを始めたのは離婚した後すぐですか?

いや、離婚してすぐはかなりダメージがきつかったので、1か月くらいは実家に帰ったりして休んでいました。
りな: メンタル的なダメージでしょうか?

そうです。
その時の心情としては、自分は結婚に向いていないんじゃないかとか、あの時は焦っていたからよくなかったなとかのネガティブな感情と、自分はそこまでダメな人間ではないというポジティブな感情が入り混じっていました。
りな:ネガティブな感情だけではなかったのはすごいと思います。

その後だんだんとポジティブな感情が強くなり、もう1回ぐらい頑張ってみてもいいんじゃないかなって思うようになったのでマッチングアプリを始めました。リハビリにもなるし、自分を見つめなおすいいきっかけになると思いました。
りな:素晴らしいメンタルの回復ですね。
実際、マッチングアプリを使ってみてどうでしたか?

使い始める前は、悪いイメージを持っていましたが、使ってみて健全だと感じました。
あと、自分が思っていたよりも、変な人がいなかったです。
りな:変な人とマッチングしなかったのはすごいですね!それを見分けるコツはありますか?

特にないですね…(笑)
毎日マッチングアプリで、適当に上限までいいねをしていたが、会ってみて変な人はほとんどいなかったです。
向こうから連絡が来た人とも会いましたが、特に変な人はいなかったです。
りな:男性だとそうなんでしょうか?

僕がたまたまラッキーでしたね、多分。
その当時の職場の同僚の人もマッチングアプリをやっていて、その人は待ち合わせ場所についたよって連絡したら、一切連絡が取れなくなったってことがありました。
りな:それはひどいですね。
自分からグイグイいくタイプではない大野さん

りな:マッチングアプリはどのように使っていたのですか?

マッチングして、1週間ほどメッセージのやり取りをしてから会っていました。やり取りが途切れてしまう人もいたので、続いた人とお会いしていました。
りな: 1回目のデートはどこに行くことが多かったですか?

休日のお昼にカフェで会うことが多かったです。
ランチの後は、見に行く場所や用事があれば行っていました。
カフェの場所は自分が決めることが多かったです。
りな:昼間のカフェだと女性からしても安心ですね。
場所はどちらが提案されることが多かったですか?

カフェの場所は自分が決めることが多かったです。
りな:リードされていたのですね!
では、2回目のデートはどうされていたのですか?

基本的に2回目は向こうから誘われたら行くという感じでした。
なので、1回目のデートで終わってしまう人がほとんどでした。
りな:奥手なのですね。どのくらいの人と2回目のデートに行っていましたか?

20人ほどとお会いして、2回以上デートしたのは4、5人でした。
りな:少ないですね。自分から誘うことはなかったのですか?

良いなと思っている人には自分から誘うこともありました。
でも、自分から誘うくらい積極的な女性がいいなと思っていたので、2回目は女性から誘ってほしいと思っていました。
りな:なるほど…デート費用についてはどのようにされていましたか?

全額払っていました。
りな: おごられることに抵抗がある女性もいると思うのですがそのあたりはどうでしたか?

確かに、割り勘がいいと言われることもありましたが、全額出していました。
りな:すごいですね!

それは単純にそうしたほうが婚活市場において自分というイチ候補が有利になるだろうと思いましたし、自分にデートの時間とメイクなどのコストをかけてくれた女性への感謝の気持ちからでもありました。
現在の奥様について
りな:現在の奥様はどのような人ですか?

ペアーズで出会った人で、同い年で、職業も同じです。マッチングアプリで20人ほどと会った中で一番良い人で、欠点もない人でした。
りな: 今の奥様との出会いはどのような流れでしたか?

1回目はカフェでランチして、2回目は3、4か月くらい空いてから会いました。
りな:3、4か月くらい空いたのはなぜですか?

1回目のデートの後、自分的には高嶺の花みたいな存在に感じていました。
なので自分からは次のお誘いの連絡をせずにいたら、相手からも来なかったので、その時は何もなく終わってしまったのですが、3、4か月後に「久しぶり」って相手から連絡がきました。
会っていなかった期間に、マッチングアプリで出会った他の人と付き合っていてちょうど別れたタイミングで相手から連絡が来ました。
そこから会うようになって、1か月もしないうちにお付き合いして、3か月後くらいにプロポーズをしました。
りな:とんとん拍子で進んでいったのですね。

価値観や、性格などがかなり自分と合っていて違和感や相違を感じなかったです。
1回目にあったときに、自分はこんな方と結婚出来たらいいなと思っていたのですが、やはり相手の方が高嶺の花のように思えて、自分とは似合わない、違うレベルの人だと思ってしまったので、2回目が誘えなかったです。
りな:あきらめてしまったのですね。

そうですね。
りな:お付き合いする際に結婚観についてお話しされましたか?

していないですね。
自分は一緒に過ごしてみないとわからないタイプなので、ふたを開けてみて相性が良かったという感じでした。
りな: すごいですね!割とチャレンジャーですね。

そのあたりのいい加減さとかも同じでした。
りな:なるほど。価値観が同じとはそのあたりも含まれるのですね!
大野さんからのアドバイス①病んだ時の対処法

りな:マッチングアプリを使用していて精神的に病んでしまうことはありましたか?

多少はありました。
りな: その際はどのように対処をしていましたか

自分一人で悩んだり、抱え込んだりするより、他の人にアドバイスをもらって、次につなげようとしていました。
りな:どのような方にアドバイスをもらっていましたか?

自分は、シェアハウスに年上のお姉さん達がいたのでその方たちにアドバイスをもらっていました。
マッチングアプリで成婚した同性の友人とかも参考になって良いと思います。
りな:女性の方からの意見や、成功した方からの意見は貴重ですね。

とても参考になりますね。
大野さんからのアドバイス②共働き志向の女性とマッチングするには
りな:女性と全くマッチングできない事や好みの女性とあまりマッチングできない事はありましたか?

ありました。
「自分のタイプの女性があまり見当たらない」「マッチングする機会が低い」「デートしてみてもフィーリングが合わない人が多い」と感じたら、その ”釣り場” は自分に合っていない可能性があると思って、ちょっと気分転換に別のマッチングアプリを使っていました。
りな: マッチングアプリ内で絞り込んでいた条件などはありますか?

検索の際はあまり絞り込んでいなかったです。
年齢と住居地くらいです。
りな:年齢はどのあたりに設定されていたのですか?

年齢は、上下5歳に設定していました。
でも、それに当てはまらない年齢の人からのメッセージなどが来た場合は、自分と合いそうな性格であれば会っていました。
りな:なるほど(笑)
居住地はご自身と同じ関東圏で探していたのですか?

そうですね。
自分が車を持っていない事などから、近いほうがいいなと思っていたので。
りな:絞り込んでいたもの以外に、何か条件や相手に求めるものはありましたか?

ちゃんと働いている人で共働き志向の人がいいなと思っていました。
りな:なるほど、専業主婦ではなく働く女性のほうがよかったのですね。
共働き志向の女性かどうかを見分けるポイントなどはありますか?

やり取りなどで、仕事について聞いて判断していました。
りな: そのような女性が多いマッチングアプリはありましたか?

キャリ婚というマッチングアプリでは、コンセプトが「働く女性に、納得の出会いを。」なので、共働き志向の女性がほとんど、というか全員でした。
精神的に自立している人がほとんどでした。
そのほかのマッチングアプリでは、「結婚したら専業主婦になりたい」と言いそうと感じさせる方もちらほらいました。
りな:キャリ婚を使用していたのですね。珍しいですね。

元々はマッチングアプリを作った川崎貴子さんのファンで、興味を持ったのでやってみました。
りな:理由も珍しいですね。キャリ婚はどういったマッチングアプリなのですか?

共働き志向の女性や男性が使用するマッチングアプリです。男性は無料で、女性は有料で、一般的なマッチングアプリの料金形態とは逆のスタイルのアプリです。女性からのメッセージが来ない限りは男性は何もできなくて、女性からメッセージが来て初めて、女性のプロフィールを見ることができるんです。
男性は面談をして受からないと登録できないので、真面目な人も多いと思います。
女性からすると、たくさんのいいねとメッセージに疲れることなく利用でき、安心できると思います。
りな:キャリ婚は、積極的な女性が多いのでしょうか?

他のマッチングアプリよりは能動的な女性が多かったです。
大野さんからのアドバイス③”バツイチ”の婚活について
りな:バツイチであることは初めから言っていましたか?

プロフィールにバツイチであることを書いていました。
なので、バツイチが嫌な人は寄ってこなかったです。
りな: プロフィールに書くことは大切なのですね!

そうだと思います。
たまにプロフィールを読まずに話しかけてきた人もいて、話の流れで自分はバツイチであることを伝えたら連絡が返ってこないこともありました。
あと、実際に会った人で、バツイチであることをいじられたこともあります。
りな:バツイチだと理解してくれる人が少なそうと思っている人へのメッセージはありますか?

「バツイチを理解してくれる人が少なそう」とか、「自分に需要なんてないんじゃないか」と不安に思うこともあるかもしれません。
初婚の男性でないと絶対に嫌だという女性も確かにいると思います。
しかしバツイチであるという過去に理解ある人も必ずいます。過去の失敗を自分の中で咀嚼して、無理せず自分のペースで婚活市場に復帰していきましょう。
りな:マッチングアプリを使って再婚活しようと思っている人にはどういう言葉をかけたいですか?

女性はアカウント作って、待ってるだけでも良い人から声がかかる可能性がありますが、男性は無いと思います。
ある程度自分の求めるパートナー像が固まったら、毎日のスキマ時間にいいね!しまくりましょう。ほんの数か月の間、TVCMの際などに1日10分マッチングアプリを操作するだけでその後の人生の伴侶と出会える可能性があると思えば、そんなに大変なことでしょうか?
自分と同じような境遇の人の参考になったらうれしいです。
りな:再婚を希望する方にとって、とても役に立つようなお話をありがとうございます!